社会の空白

……ようこそ。

愚かな機械人形

自分は今、何のために生きているのか?
自分は生きていてもいいのか?

わからなくなる時がある。

私はきっと頭が可笑しいのだろう。
狂っているとさえ思う時がある。

長い、夢を見ていた。
自分は好かれているのだと、
勝手な思い上がりをしていた。

愚かだ。

私はただ、今までと同じように、
意思を持たぬ人形で在り続けるべきだったのに………。

あの、暖かく、柔らかな環境に慣れすぎて、
心を持って、図に乗っていた。
必要とされていると、思い込んでいた。

愚かだ。

そうして、思い知らされた。
私は疎まれていたのだと。
最初からそうだったのだと。

誰でもできるようなことしかできず、
期待にも添えない人間を、誰が必要とするのか………。

私は人を相手にすることも、
何かを作ることも、沢山の事を覚える事もできないのに………。

やっと、人と自然に接することができると思ったのに、また、人に合わせるための笑い方がわからなくなった。

また、怯えながら従事するのだ。
今までのように……。

そうやって、また一つ淀んだ時、
足を運ぶ場所がある。

此処は現実と幻想の狭間、一瞬だけ、全てを忘れられる場所。

時間さえも存在しないかのような、
緑の箱庭。

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