犠牲の果て
私は9月11日から30日の間、とある施設で生活をしました。
全身痣だらけの人や、小さな子供を連れて逃げてきた人、一人で来た人、色々な人がいました。
私は、親から逃げてきたのです。
我慢の、限界でした。
友達の家に一泊して、とある方に相談したところ、施設を勧められました。
施設の方の尽力で、私は今、右も左も分からない土地で、9月30日から一人暮らしをしています。
しばらくは生活保護を受けながら、仕事を探さなくてはなりません。
せっかく自分を必要としてくれていた職場にも、行けなくなりました。
全てを、失った気分です。
全てを置いて来たので、何もありません。
住み慣れた土地から離され、手に入れた職も失い、正直途方にくれています。
ですが、ここまで来たら戦わないといけません。
虐げられてきた日々に終止符を打つために。
ーあの日の記録ー